「他人は変えられない」
「他人は変えられない」
私はサラリーマン時代、
営業所改善を推進する時があった。
この時、ある方が
「こんな会社で頑張る奴はアホやで」
と言ったが、その時に
「改心させてやる」
と心に誓ったことがあったのだ。
この方はある営業所のサービスマネージャーであり
「2カ月クオータを達成したら1カ月お休み」
というスタイルの状況だった。
具体的な改善指導は
従来、業者が持ち込む車検を代行して業績を作っていたが
自社車検を中心に経営するようにして
午前午後の車検整備スケジュール表をつくり
車検母体から引き取り納車のルートを勘案する事から
始めたのだ。
業者が持ち込む車検は夕方に集中して、
現場の作業員が残業を余儀なくされる上に利益が少ない
という状況で、
夕方になるとパン屋が売り込みに来ていたのだった。
自社車検だと事前にスケジュールできるので、
作業のコアタイムを充実させることができて、
点検やオイル交換などで来店される突発的なサービスにも
コアタイムを設定して作業しているので状況が把握できてるので
「待ち時間」をほぼ正確に案内することが出来て
突発的なことに振り回されることから避けることが出来た
というメリットが作業員の方々に共有されたのだ。
さらに、お客様に接するフロントマンが
自分の行動スケジュールを考えるようになり、
納車・引取りを効率良くするようになって
時間効率がUPしたのだった。
勿論、事故車という突発的なことがあるが、
これは引取りや受け入れをすれば時間的な余裕があり、
計画的に作業が進めるのだ。
こんな風に善循環が回ると、
作業員は終業時間が事前に把握できるようになり、
以前のように残業を前提とした「パン」を食べる
という事がなくなったのだ。
その後、この営業所は連続クオータ達成の記録を打ち立て
20拠点のモデルになり、他の営業所も取り入れたのだった。
そして、全社的に
「予定」できる事で「コアタイム」を充実させる
という基本が身につき、
作業員仲間から噂を聞いた他社の方々も見学に来た
という話もあったのだ。
そして、このマネージャーは労組の委員長になり、
その後、管理職に昇進されて貢献しておられると伺っている。
しかし、経営コンサルタントになってみると
社内で展開できる環境に恵まれたこと
と実感している。
あるお客様で社員の方が社外で話したいというので
郊外のマクドナルドで会ったことがあった。
この方は「栩野さん、こんな会社はダメやで」と
意外にも真剣に言ったのだった。
多分、古参の社員から「そそのかされた」という背景もあったと
推測するが、拒否から始まったのだった。
この時、営業所の事例を思い出し
「ようし、改心させてやる」
と心に誓ったのだった。
弊社の自主的近代化術は「Faxマーケティング」だが、
3段活用として、
・レスポンス客をクロージングする
・レスポンスのない方にコピーを手渡して会話する
・お客様の近隣の工場に顔を出してコピーを手渡して会話する
を実践して頂く「術」が当方の指導なのだ。
意外にも、この方のキャラクターが良かったのか
3段活用を実践して実績を出すようになり、
経営者が「課長」に任じたら
「スーツを着てきた」
と驚かれる程の変身ぶりだった。
しかし、長続きしない性格だったようで、
生活が乱れて、「金」の問題が出て退職された
という苦い思い出が残っている。
「他人は変えられない」というが、
環境を良くすれば「変わる」と信じている。
しかし、最近は地域との関わりが多くなっており、
いろんな方がいらっしゃるが、
近所付き合いというレベルなので深い入りせずに
やっぱり、「他人は変えられない」が事実だと
残念だが思っている。
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