健康面で高齢者のフレイル対策が叫ばれている。
この事はビジネスでも同じ。
中小企業の現実では高齢化が進み、新規対応力が減少して、お客様とのコミュニケーション力が減少となる。
高齢化には新規採用が急務の課題だが、定年延長で古参社員がいるので新規採用が難しい。
新規対応力は商品とお客様で商品では右から左の消耗品から調査や交渉が必要なコトへのシフトに抵抗する。
会話力は行きやすい客に納品で訪問して雑談して帰ってくる。
左掲は青森県の住宅建築会社が起こしたパワハラ「症状」。
営業関係の厳しさを物語っています。
中小企業の最大の弱点は人事異動ができない点。
この会社は複数の営業所を持っているが地元採用なのか長期に勤務。
営業以外にも異動できると思う。
建築の際の現場管理もあれば、営業事務もある。
そういう異動が出来なかったのかと残念に思う。
しかし、この現実が多くの中小企業に潜伏している。
こうなる前にアンチエイジング対策が重要になる。
最近の時流はマーケティングは会社の仕事であり、出て来た見込客にクロージングするのが営業とBPR。
仮に事務的営業であっても「お客様」を見つけ出せば「クロージング」活動を行なう筈。
弊社では左掲のようにPDCAサイクルとCAHFサイクルを見える化するようにしている。
案件を提供して、クロージング活動をウオッチングするPDCAサイクル。
上司(会社)として部下に案件を提供する事がポイント。
それを投げっぱなしではなくフォローする事が大切。
CAHFサイクルは現場で上司と部下の会話。
部下の報告をC:チェックして、A:アドバイスして、必要ならH:支援して、F:フォローする事がポイント。
多くの場合、PDCAサイクルすら回っていない。
指示を出しっぱなしの状況。
うちのお客様では朝10分の会話でCAHFを実践されて効果を出しておられる。
アンチエイジング対策には「案件」を出し「フォロー」して成果が出るようにする事が大切。
その為にはマーケティングで「案件」を生み出す事が課題。
青森の会社が「案件」を問題の方に提供していたか否か疑問に思う。
案外、出来る人に案件を回していたのではないかと思う。
確かに生産性の悪い営業の方がいるが適材適所が出来なかったのか、支援する事が出来なかったのかと思う。
弊社はFaxDMで案件を生み出す支援をしており、「手順・ツール・トーク」をOJTで訓練するようにし頂いている。
それでも「2:6:2の法則」が働く。
この下位の方への対応は永遠の課題。
企業としては「異動」の余地をつくる事がポイントと考えている。
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