新型ウイルスによる経済の縮小が明確になってきた。
観光関連は客足がほぼゼロ化しているので休業の文字がすぐに浮かび上がる。
飲食業の方の話では「予約」型のお店は従業員や食材の手配が可能だが、来客型のお店は影響度合いが読めずに対応が難しいそうだ。
今回の危機がいつ終息するかハッキリすれば対応策も打ちやすいが、かなり長期化しそうだ。
理由は中国の中小企業が経営破綻する危惧が高くなっているのだ。
部品をアセンブルして完成品ができるが、部品の一つが欠品してもダメになる。
その部品を中国の中小企業に依存する体質になっていた日本や先進国。
中国政府は政府系企業の対応に追われて、民間企業まで対応できるか否かである。
アフリカなどへODA支援で多額の金額を約束している上に政府系と民間が上乗せになる。
一部の報道では中国政府は「金」を印刷する超インフレ政策になり兼ねないとの事。
これでは国内が破綻状況になりかねない。
先進国がどれだけ支援する余裕があるかが課題。
こんな背景を想定して、少しマクロに対策を検討する必要がある。
最悪のシナリオではリーマン時以上に長期化すると想定する必要がある。
各企業はリストラを見据えた縮小均衡策が課題になる。
クロスSWOT分析で「捨てるべき」を明確化する事が大切。
「捨てるべき」・・顧客と商品そして営業所など。
難しいけど、社員を異動させて家賃などを減らす事が重要だ。
次に、役員報酬を可能なレベルに減額。
そして、雇用調整策を利用して給与負担を減らす。
さらに、含み資産の保険や定期預金を解約、オーナーから借り入れを検討した上で金融機関から借り入れという順と考える。
必ず「捨てるべき」事柄を列挙する事が重要だ。
優先順位をつけて「捨てる」を実行する事が第一歩。
そして、再建するシナリオを描いて「伸びる分野」「伸ばす分野」「守る分野」「捨てる分野」を明確にする事だ。
「伸びる」「伸ばす」には武器として「商品・技術・サービス」を明確化しておくこと。
これらが出来れば「ピンチをチャンスに転換」が可能になる。
頭で分かっても図表や言葉で表さないとイメージを共有化できない。
準備が重要だ。
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