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2018年11月29日 (木)

私の「I have a dream」

昨日、小グループ会を弊社で行った。

この会の目的は会員の課題を明確化して方策を練る事も一つにある。

課題と言っても欠点か長所かという相反する視点がある。

ビジョンが描かれていれば、現実とのギャップを明確化する事から始まる。

弊社の10年ビジョンは三男の事業が自立する事である。

その為に、三男がいろんなお客様のシステム経験を増やしてパーツづくりをする事だ。

「一皮むける」という言葉があるが、三男もその状態になりつつある。

本当に一生懸命に取り組んでいる。

この実績を伸ばす事で「求人」とか「新事務所」という事になる。

正社員4名が具体的目標数値なので、今の事務所は手狭になる。

そういう意味で新事務所。

発展して行くのが「夢」。

ホンマ、「I have a dream」だ。

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2018年11月28日 (水)

忙しい方の仕事術

私はサラリーマン時代、トヨタ系販売店に勤務していました。

ここの故福井社長は非常に忙しい方でしたが、600人の会社をうまく運営されていました。

そのコツの一つは「電話」です。

例えば、朝の7時半に電話がかかって来るので管理職は殆ど全員7時半には出社していました。

いつ来るか分からないので全員が出社しているのです。

また、要件を伝えられるのです。

その要件をいつ聞かれるか分からないので皆が早く対応して電話を待つのです。

電話だけでなく、直接、営業所に出向かれることもあるのです。

本当に、今から思えばブラックな話かも知れません。

しかし、お陰様で仕事はスグに済ませるクセが付きました。

今もこの習慣が身についています。

また、別な話ですが、私はシステムを担当していたので、いろんな指示が来ていたのですが、ある時、他社がICカード会員システムを発表したので調査を命じられたのです。

その調査を報告したら「この方法が全てか?」と問われて、ハタと2番煎じに気づいたのです。

そこで、全社オンラインシステムを活用してテレ・マーケティングを開発して、車検促進に貢献したのです。

テレ・マーケティングの逸話に、あるお客様がセルシオを買いに行くという情報を捕まえて、担当営業に即伝達してアリストにしてもらったという規格外の話がありました。

なにせセルシオをアリストに変えるなんて想像できないですが、真の営業力を垣間見た感じがしました。

このきっかけが「これが全てか?」という問いだったのです。

今も懐かしく思い出します。

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2018年11月22日 (木)

クーデター説

日産のゴーンさんが東京地検の特捜部に逮捕された。

役員報酬の問題から始まった。

今はルノーと日産の合併問題にまで及んでいる。

日産の役員会の構成は外人5人対日本人4人で強大な権力を持つゴーンさんの意向に逆らえない構図になっている。

しかし、2人がそろって帰国するタイミングを計らって逮捕した。

この間隙をついて緊急役員会でゴーンさんら2人を解任した。

確かに日本人4人対外人3人なので勝てる。

ホンマに用意周到にして行われたものだ。

司法取引という制度があって出来た芸当だ。

それにしても、フランス政府がルノーに出資しており、その意向も働いた合併問題だそうだ。

ホンマに、日産がフランスのメーカーになっていたらと思うと資本のパワーを実感する。

上場企業は株主の構成に敏感ならざるを得ない。

そんなドライな世界を目の当たりした。

グローバルな世界って、厳しいものだと思う。

おとろしい。

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2018年11月19日 (月)

船井先生の’give&give’

Photo左掲は、故船井先生に教わったイラストです。

お客様と仕入先の間に自分がいる事なのですが、自分が小さくなって早く回転する程、お客様も仕入先も動いてくれるという事を表しています。

船井先生は「give&give」とおっしゃっていました。

普通は「give&take」ですが、takeは考えないのです。

先生は必ず返って来るとおっしゃるのです。

確かに、小売業でプレゼント企画をするとプレゼント目当てに集客できるのです。

しかし、中にはプレゼントだけで終わる方もいらっしゃいます。

これは「枯れ木も山のにぎわい」と集客でにぎやかさに貢献していると考えるそうです。

この考え方を卸売業に当てはめるとイラストのようになるのです。

自分を小さくしてスピーディに対応する事でお客様も仕入先も満足して、よい関係になるというのです。

仮に、態度がでかいと仕入先やお客様を動かすには大きなエネルギーがいるのです。

態度がでかいとスピーディさがなくなり、関係性が薄れます。

確かに、ブランドがあれば、寄ってくると言えますが、そのコンタクト時の接客姿勢によってはブランドも薄れるのです。

このように対人関係のポイントは自分を小さくしてスピーディに動く事なのです。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですね。

つくづく実感しています。

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2018年11月15日 (木)

100対99の積み重ね

営業という仕事している中に「A社は仕入値より安かった」と敗者の弁を語る方がいる。

その言い訳を聞いて、どのように感じるかが問題だ。

「針小棒大」と心得て、勝つための行動を要求する事が大切だ。

大体、他社は切り込んできているので「敗者の戦略」で一点突破を目論んで安値を出しているのだ。

「強者の戦略」は相手にミート(合わせる)する事だ。

仮に、原価割れになったとしても「陣地」を守り、その事実で仕入先との交渉で利益回復を諮るのだ。

しかし、現実的には「100対ゼロ」のような勢いで負け戦を正当化するのだ。

これでは侵食されるだけだ。

私は「100対ゼロ」はないと主張し、多くは「100対99」なのだから相手から1%上回れば勝てるのだと指導している。

これは、陣地を守るだけでなく、お客様の印象もよくなり、さらに、仕入実績が残るのだ。

サラリーマン時代に「受注してからコストダウンを図るのが真の営業だ」と教えられた。

新車販売の場合、下取り車の価格で勝負する作戦で、まず受注する事が先決であり、その下取り車を中古車部が高く売る仕組みで利益構造にするのだ。

これがトヨタの強さの一因であった。

ホンマに「強者の戦略」って「100対99の戦いに勝つ」という事だと言える。

「勝ち癖」をつける事が大切。

「勝ち癖」が積み重なれば、必然的に「オーラ」が出て真の「儲かる」仕組になるのだ。

ホンマ。

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「縁・運・ツキ」と「結果にコミット」の会社

テレビで笑福亭鶴瓶さんが若手女優に「縁・運・ツキ」が大切だと言っていた。

「縁」・・人との出会いによって生まれる

「運」・・人から頂く情報の中から自分に役立つものを見つける

「ツキ」・・その情報をうまく活用できる

確かに、この3要素と思う。

「結果にコミットする」で話題になっているライザップが赤字になったというニュース。

数十社をM&Aしているそうだが、不採算のままが多くなったようだ。

経営コンサルタントも同じように「結果」に期待されている職業。

景気の良かった時代の船井先生は「ツキの神様」と呼ばれて多くのファンを作った。

しかし、船井先生の看板で多くのお客様を指導するコンサルタントが増えたので、品質にバラツキが出てクレームが出るケースもあった。

クレームに対しては、船井先生は「もめたら争わず返せ」という主義だった。

まさに「金持ち、争わず」の主義だった。

私は、船井先生の教えから数多くのお客様をとるというより少数精鋭主義でやってきたのでクレームは今のところない。

「縁」と言っても「結果」を期待されるコンサル業。

ホンマに「縁・運・ツキ」と思う。

うちのお客様は「運」のよい方ばかりで、「ツキ」のある社員が多いのだ。

ホンマに、ホンマに「縁・運・ツキ」と実感する。

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2018年11月13日 (火)

おもてなしの精神

12月1日(土)に所属支部の他府県見学で当社のお客様に行く事になっている。

10日(土)の会議の後、お客様が当日の食事プランを練って下さいました。

お昼は彦根の料亭旅館「やすい」のお店「しる万」http://www.ryoutei-yasui.jp/shiruman/

懇親会は京都同友会会員のモリタ屋本店http://www.moritaya-net.com/restaurant/honten.html

さすがに京都の方で「おもてなし」の精神を発揮されました。

私などはチェーン店の名前しか浮かばないが、さすがにレベルが違います。

これも一つの勉強。

楽しみです。

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うまい人に倣って脱我流

俵星玄蕃を歌いたくて始めた一人カラオケ。

もう6年ほどになる。

我流で始めたので俵星玄蕃は80点位だった。

事務所のあるマンションに民謡の先生で歌の上手な方がいて、時々、ご一緒して教えて頂いている。

民謡調の方は声が高いので伸びのよい声で聞き惚れする。

福田こうへいさんの歌、例えば、親子は先生は94点、私は90点位になった。

今日、たまたまお昼にジャンカラで一緒になり1時間教わった。

和田青児さんの哀愁子守唄を教わった。

最初は83点ほどだった。

クイクイと刻む感じを描きながら歌うようにご指導されて、試してみると87点に上がった。

音程バーに軌跡を載せていても歌い方で採点が変わる事が分かった。

さらに、ロングトーンでのテクニックを身に付けるとさらに点が出ると教わった。

なかなか、ロングトーンのテクニックは難しい。

先生の歌い方を真似たいが難しい。

ともかく、上手な方からの直接ご指導で少し改善ポイントが分かった。

刻む気持ちとロングトーンでこぶしを効かす事の2大課題。

更なるチャレンジが必要だ。

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2018年11月 9日 (金)

見取り稽古のセンス

今週のタナベ経営のマネジメント・レターで水本さんの「見取り稽古」に関する記事がありました。

新人教育で昔は「盗み取れ」と言われたが、今は、マニュアルやOJTなどの手取り足取り式の時代になっているという事への意見です。

スポーツの世界は教え過ぎるとダメだと言われており、あこがれの先輩などの姿を見てコツを見抜く事が大切だという事で、この考えを一般化しているのです。

「見取り稽古」というそうですが、                                      一瞬の動きを捉える「集中力」と、細かな違いを見抜く「観察力」であり、自分の身体を動かしたときの「想像力」、実践したときの「模倣力」                             がポイントだという事です。

これらの能力は、マニュアルやシステム化では身に付けることが難しい、近年の新入社員・若手社員に不足している能力ではないかと警鐘を鳴らしているのです。

安易にネットなどで情報が入る時代で、多くの若者は受け身になっているのです。

船井総研では「ルール化」と呼んでいたのですが、日報に「本日のルール化」という欄があり、その記入力でセンスが分かると言われていました。

お客様との関係で「集中力」を込めてコンサルする中で、細かい「観察力」で感じたモノを「想像力」と「模倣力」で自分の物にする能力です。

この能力は永遠不滅のものと思います。

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2018年11月 8日 (木)

「仕事、カラオケ、ウオーキング」で「百歳現役」

平均寿命は毎年改善されており、2017年は女性が87.26歳、男性が81.09歳と長寿化しています。

しかし、問題は「健康」に暮らしているかという事です。

平均寿命と健康寿命の差は2016年では女性12.35年、男性8.84年もあるそうです。

「健康寿命」は「護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間」という定義だとすれば、結構な期間、他人の世話を受けて過ごしている高齢者が多いのです。

母は94才で介護施設のお世話になって約2年になりますが、その施設にはクルマ椅子生活の方が多く、中には、私よりも若い方もいらっしゃいます。

脳出血などで下半身麻痺になられたのだと推測しますので、私は、血圧の管理に注意するようにしています。

私は、男性の健康寿命が大まかに72才なので、あと2年ほど健康に暮らす事ができれば平均並みとなりますので、健康に注意したいと思います。

それと共に「生き甲斐」も大切であり、政府も年金の確保や医療費などの抑制も含めて70才まで働き70才から年金を受給すると月33万円にするという案を発表して再雇用を推進しようとしています。

まず、70才まで働くという事がキーポイントです。

定年して同じ職場で再雇用の形で働くのか、全く違う会社で働くでは大きな違いがあります。

私の亡くなった妻は教師をしていたですが、55才の早期勧奨退職で辞めたのですが、その後、全く違う環境の仕事は長続きせず、産休などの補助教員で働いていた時が楽しそうでしたが、補助教員も候補者が多く1回切りでした。

もともと高血圧の家系だったのですが、62才の時に一人でバス旅行で万座温泉に行き、しかも1月の寒い時だったのでヒートショックで血管系トラブルで自室で亡くなったのです。

たぶん、55才からの生活が退屈で気づかないうちに高血圧を悪化させていたと思うのです。

ストレスには2つのタイプがあり                                           ☆前向きな際に出るホルモンとしてアドレナリンが有名で                     ☆後ろ向きで耐えているような時にはコルチゾールというホルモンが出る            と言われていますが、後者の方が出ていたのかもしれません。

この身近な例を見ても適度に前向きになれるストレス、つまり、経験を活かせる仕事を続ける方が良いのは言うまでもありません。

多くのサラリーマンの方々は定年を迎えて、次の事を用意されていると思いますが、妻の例でみても働くなら経験が生きる、それも元の職場で再雇用の方が望ましいと思います。

しかし、雇われるという意味では完全に自由な訳がないので若干のストレスはあるでしょうが、全く違った環境よりは遥かに望ましいと思います。

私はお陰様で小さな会社を経営して、経営コンサルタントとして現役で頑張っていますので、体力の状況に合わせた仕事に調整しやすいのです。

それでも、お客様がうまく行かない時はマイナスのストレスが溜まるので発散する事が大切です。

幸い、一人カラオケという趣味を持っていますので適度に発散しています。

知り合いの方は貸農園で農作業で汗をかき、その収穫を楽しみにされています。

こんな風にマイペースな労働が一番なように思います。

これからも健康に注意して「仕事、カラオケ、ウオーキング」で頑張って行きたいと思います。

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シルバー世代の生き甲斐

昨日、大阪府中小企業家同友会の所属支部で大阪市大商学部本多ゼミとの交流会に参加した。

3年生の方々が3人一組になって3つの課題についてパワーポイントで発表した。

「コミュニティの醸成による地域活性」                                  「シニア人材向けの仕事の創出」                                    「人を介したビジネスマッチング」

いずれも公的機関が発表している物を題材にしていた。

旧3商大(一橋、神戸、大阪市大)の3年生が自主交流で発表し合うそうです。

発表の1ヶ月前に私たちの所属支部と交流会でプレゼン練習を兼ねて行う形で3回目です。

いつも学生さんは公的機関の資料を調べて、インタビューに出向いて熱心にしているが、その殆どは成功事例であり、中には、作られた成功事例らしき物も混じっているのです。

彼らにとっては、公的資料なので信用する訳です。

しかし、隠れた問題があり、それらを私たちとの交流をきっかけにして更に深堀するようです。

彼らは3つの課題に中小企業を絡めて調査発表してくれています。

そして、中小企業と「シニア」の関係も外せない課題になっています。

シニア世代になって、コミュニティへの積極的参加やその支援への中小企業が仕事を創出する、さらに、中小企業のオリジナリティを発掘して販路拡大へシルバーが加わる事などであった。

日常的に中小企業者は地域貢献を考えて、美化運動や役所と連携したフェスタなどを実施ていますが、シルバー人材の活用は難しい問題が隠れていて積極的ではない分野です。

シルバー人材センターという機関があって派遣する仕組みがあって活用する企業もありますが、多くはミス・マッチングで長続きしないのです。

健康寿命という視点でも「働く」というのは大きな要素なので、経験が活かされる形なら生き甲斐も感じられると思うのだが、幾ら短時間であっても「ストレス」が溜まるようでは長続きしないので無意味なように思うのです。

やはり、再雇用で元の職場で働くのが最高というのが実感しました。

アウエーな環境ではなく、ホームで暖かく見守られながら働く事がポイントと思ったのです。

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2018年11月 7日 (水)

故船井先生の「社風」

Photo左掲は、故船井幸雄先生の著書にある「社風」のイラストです。

社長の言葉を代表者が聞き取って、それを社内で風の如く広めるという構図です。

確かに、「社風」は勝手に生まれるものではなく、経営者が発信する事で始まるものだと言えます。

船井先生は「百匹目の猿」という著書で「流行」の起こし方を示しておられますが、何事も、若い人がキーになるのです。

折角の「風」が若い人に浸透すれば「風土」となるのです。

「風土」はよそからは見えないので「見えざる資産」とも言われます。

この「風土」が資産となるには「継続」がキーであり、その上、発展する事が重要になります。

「金科玉条」という言葉がありますが、頑なに守っていると時流から外れてしまうので、社長の言葉も時代に沿って変わって行く必要があるのです。

この辺のチェックが重要ですが、前例主義の世界では「金科玉条」が横行するのです。

若い人のパワーを引き出すにも気をつける必要があります。

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2018年11月 6日 (火)

吉川英治の嘆き

今日の読売新聞(夕刊)の「よみうり寸評」で吉川英治が正倉院の宝物を見た感想で     「文明は・・・知恵の混迷一途をたどってきたかもしれない」                       と嘆き、天平以降を顧みて書いているとの事です。

現実的に、現代社会は「混迷」と「分断」が顕著になっている。

知的発展は民主主義を生み出したが「決められない政治」をつくった。

この背景で中国が一党独裁で大きく躍進して米国と台頭するようになった。

これをチャンスにトランプさんが出て「極右」で大統領になった。

今日は米国の中間選挙だが、巻き返しを図る民主党と接戦状態だ。

ノーベル平和賞をもらった民主党の元オバマ大統領はひ弱な民主主義を訴えている。

オバマさんの時代に、「1%の富裕層」とその他の格差が広がったのだ。

巨大IT企業まで出現して、格差がさらに拡大して民主主義の危機にもなりかねない。

ビッグ・データで大統領選挙まで左右しかねない。

製造業のトヨタよりも巨大ITの時代だ。

ほんまに下手すると巨大IT企業の思うが儘になりかねない。

ビッグ・データとAIに打ち勝つのは「パワー」という時代になりかねない。

「パワー」が軍事衝突とならないように願う。

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