ある会計事務所が発行している機関誌の表紙に「僅か1%の努力を毎日行うと1.01x365乗=37以上になると書いてあった。
数字のマジックと言えば、それまでだが、自分なりに計算して見たら、
・1365=1・・これは、幾ら計算しても1でしかない
・1.01365≒37.78・・確かに、計算では37倍以上だが、やりようによっては可能
・0.99365≒0.026・・これは「ちょっとの気の緩み」が続くと存在価値がなくなる
となった。
今の時代、毎日同じようにしている心算でも1365=1と行かずに、業界のパイが縮小になって売上がダウンするのです。
従って、まず、「休眠客」(0.99365≒0.026)の掘り返しが重要です。
確かに、双方に譲れない事情があったり、中には、理不尽な事があったりして疎遠になっているのですが、人が変わると復活するケースがあるのです。
この時、重要なのは故船井先生の「3回安定10回固定の法則」です。
疎遠になっている客を訪問すると「何で来たか」と言われるのですが、その会話の中で次のネタを探っておくと次回に「また、来たか」と言われてもネタで話の糸口が出来て、3回目には、「また、来たか」という態度も暖かく感じるようになるのです。
この3回目でも冷たいままなら、次回は「しつこいな」と拒否されるのがオチですから、見切りのタイミングと言えます。
1.01365≒37.78という数字のマジックは、現実的にはあり得ないと思います。
しかし、100社のお客様を持っており、1日1社の新規を獲得すれば、100+365=465となり4.65倍になるという計算になります。
これでも、現実性が薄いですが、新規開拓やお客様の深堀で2割アップ位は可能になるのです。
実際に、お客様の若い営業の方はこの勢いでやって頂いています。
今時、37倍や5倍もいらないのです。
僅かに、2割とか3割アップする方法を編み出す事が大切です。
当社が持っている企業データを活用されて、銀行に紹介依頼をかけ、僅かに返ってくる「紹介」を上手に活用されている事例もあります。
業種業態が違っても「ちょっとの差」をどのようにメイクするかが大きな課題になるのです。
ご参考にしてください。
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