仕事の進め方が上手な方は「伝え上手」(ビッグ・コミュニケーター)とも
言われています。
誰もがコミュニケ―ションが大切と分かっていても難しいですね。
現実を見ると長い時間をかけて話しても何を言いたいのか分からないという
方が多いのも事実です。
例えば、会議で「檄」を飛ばす筈だったのが、あれこれと話が飛んでしまい
聞いている方が疲れてうんざりするというケースがあるのです。
中小企業家同友会で発表される方は、事前に何度もリハーサルしているので
少しは伝わるのですが、それでも、何を伝えたいのか分からないというケース
もあるのです。
本当に「伝える」そして「人を動かす」という事が難しいのです。
一般的に、話の仕方は
・まず、結論を先に話して、理由や詳細な話でフォローする
・次に、現状を事実で話し、その対策などを自分の意見や考えとして述べる
・そして、相手に何の為にするか話して腑に落ちる状況で、
最終的に、5W1Hで、特に、いつまでに、どれ位を明確に依頼する
という3段論法的な話し方が分かり易いと言われています。
まず、話したいことが整理する事が大切なのです。
メラビアンの法則では、聞いて理解するのは僅か7%程なのです。
それほど言葉だけで相手に伝えるのは難しいのですが、その対策として、
伝えたい事を整理して、分かり易く話す事が急務なのです。
出来れば、最後に、確認の為に話した要旨を再確認することで念押しできる
のです。
そして、ブログにも書きましたが「期待」という暗示をかける事が大切です。
人には「心」があるのです。
故船井先生は
「やらされる」という仕事の能率を1とすると
「納得して」行う仕事の能率は1.6倍に跳ね上がるのです。
さらに、「工夫」すると1.6の自乗=2.56倍に跳ね上がるのです。
少なくとも「納得して」という状態に持ち込み、さらに、期待していると
エールを送る事が重要なのです。
しかし、エールを忘れる事が多く、また、念押ししていないので、
往々にして、納得したが、時間が経つと忘れてしまうのです。
やはり、5W1Hで明確に指示し、念押して、さらに、途中経過をチェック
するという位にしないとうまく行かないのです。
故山本五十六元帥の
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
は永遠の名言です。
まずは、「やってみせ」です。
部下の「できもしないのに・・」と思う「内心」を払拭する事が大切です。
そして、「期待」を込めて「褒める」事なのです。
この「期待」という暗示が大切なのです。
心得たいです。
最近のコメント