野球チームの活性法について、楽天の野村監督はユニークな持論を持っている。
弱者であれば、まず、マスコミに注目されないので、監督自らがインタビューで話題を提供する事から始めて選手が取材されるように仕向けて「やる気」を引き出すとおっしゃっている。
現場で戦うのは選手だから、その「やる気」の有無は結果に直接的な影響を与える。
しかし、「やる気」だけでは、一流チームになれないのだ。
人材として一流に導ける指導者がいなければ、選手は人間的に成長しないのだ。
昔からB・Bやロール・モデルとかメンターなどと呼び方を変えて来たが、選手より10年上の先輩の資質によるのだ。
「あこがれの先輩」・・この方に人格に大きく影響を受ける。
一般の企業でも「人材」と叫びながら、その育成が大きな課題のまま放置されているのだ。
確かに、知識の高いことも重要だが、率先垂範という姿勢が重要である。
口ばかりでは、不毛の議論で終わるのだ。
現実には、現場で実践して「質」が向上する事が大切なのだ。
理論を押し詰める指導者では、イチロー選手は生まれないのだ。
個性を引き出す器量がある指導者像が重要である。
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