1本の道
NHKの「プロフェッショナル」という番組の再放送を見た。
カリスマ左官という言われる飛騨高山の狭野(?)という方の特集だった。
左官業の2代目さんで、高校卒業後、すぐに技能コンクールで日本一になった方である。
親から離れて修行したのだが、この日本一というプライドが邪魔をして、先輩に教えを請うことができず、泣かず飛ばずの状態だった。
30才位の時に、独立した。
飛騨高山の土を材料にした「壁」づくりで有名になって行く。
土地柄や気候などに影響される仕事で、事前の準備・検討を入念にされていた。
仕上げた現場が1ヶ月後に小さなクラックが入り、施主は構わないというが3回目のやり直しを決断していた。
最後に、左官という「道」をコツコツとやって来たから、ある時から枝葉のようにバリエーションが増えたと語っていた。
何事も同じだと思った。
長い忍耐の後に、いろんな事がパッと開けるものだと再認識した。
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