商談のタイミング
先日、「4つの般若」について書いたが、この中で「布施」という概念の重要性を痛感したのです。
「布施」は、お坊さんが仏事をとり行うのに「対価」を決めずに行ない、檀家の志で金額が決まるという事がベースにあります。
現在では、仏事にも相場があって、地域毎に流布しているようですが、それでも、各自に個別の問題があって、相場を下回るケースも出てくるのです。
貧乏な家だからと言って、お経を雑にするなと教えるのが「4つの般若」の第一番目の「布施」なのですが、どうやら、お坊さんもビジネス的な時代のような気がする最近です。
しかし、一般の商売でも「見積り」という行為はつきものです。
この「見積り」は、多くの場合、「無料」ということが前提になっています。
確かに、営業する側も専門家を使って作業するのですが、お客様もほぼ同じくらいに時間を割く訳ですから、私は、ほぼ五分五分の話だと思っています。
お客様が、その見積り提案をもって他の会社に見積り依頼して、失注しても掛けた経費を請求するには、商談の一等最初に切り出しておかねばならないと思うのです。
一等最初に断っていないのに、途中で「有料」と言い出すのは、おかしいと思っています。
私は、他社に浮気されない独自性の高い「見積り提案」が唯一の予防策と思っています。
確かに、経費が出る分、厳しいのは理解でしるが、「苦境にこそ徳が磨かれる」の精神で頑張って行きたい。
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