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2006年11月 5日 (日)

夜回り先生

3日の25時(4日の朝1時)に、たまたま教育TVで「夜回り先生」に関する再放送があった。

言葉で聞いていましたが、TVで見ても「もの凄いもの」を感じます。

水谷先生は、社会の縮図が子供に表れていると訴えていた。

会社で父親がいじめられて、その父が家庭で母に当って、母は矛先を子供にもって行くという悪循環である。

経済が2極分化していて「勝ち組」「負け組」と大別するが、その「勝ち組」の中にも同じ現象があるのだ。

子供は、自分の内面をさらけ出せないで一人で悩み、夜の世界に走ったり、引きこもってリストカットという形なったりしている。

水谷さんは、夜中の2時頃に電話のピークがくるので、昼と夜に逆転した生活を送っておられる。

先程、Webで確認したら、現在は体調を崩されていて、メールのアンサーも出せない状態のようである。

水谷さんを頼りにする子が全国各地にいて、出張中にパソコンを携行しなかったためにメールの返事を2~3日返せなかった為に、力つきて自殺した子が出たとTVで話しておられた。

神様のような先生である。

カウンセリングという上辺の世界ではない、一人の生死に直結した世界なのだ。

金儲けではない。

そこが素晴らしい。

子供に「人に役立つこと、喜ばれること」を呼びかけて、自信を回復させている。

それでも社会は、その芽を摘もうとしている。

先生の力だけでは、限界がある。

電話でメールで相手の心を開かせる「力」は、本当に「神様」だ。

今の私には、そんな力はないが、この社会に一端で頑張って、先生の力になって行きたい。

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