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2006年11月15日 (水)

いじめとうつの関係

最近、マスコミで「いじめ」による自殺が多発して毎日のように話題に取り上げている。

「平和ぼけ」という環境の中で、戦うことを忘れた状況が続き「現場」が事なかれ主義で混迷している。

しかし、これは何も教育現場だけの問題ではなく、上司による厳しい指導が「いじめ」になって「うつ」状態になる人が多くなっている。

上司ばかりでなくお客様との関係も同じような要素がある、すなわち、長くお付き合いするような関係でも同じ構造がある。

「いじめ」と感じて、反発するか黙りこくって「うつ」になるかとパターンである。

最近の若者は「ヨコ意識」が強いと言われているが、職場のパワー・ハラスメントの場合、この「ヨコ意識」がうまく作用するのであろうかと危惧する。

「いじめ」の問題を解決するには、弱者が結束することで対抗するパワーをつけることがポイントである。

ところが、女性ならば、すぐに団結するかも知れないが、男性の場合、今は「飲みに行こうか」というような「ヨコ」のコミュニケーションが希薄なので、団結できないのである。

「いじめ」による精神的な打撃を仲間と飲んで、ぶち明けて発散するのが一番である。

上司も若い人の間で「不人気」となると困った状況になるので、陰険な「いじめ」は出来なくなる。

一人で反抗すると上司に「権力」で負かされるが、団結すると立場が逆転するのである。

「飲みニケーション」と言われた仲間同志のインフォーマルな関係を築いておく事が大切である。

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