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2006年10月20日 (金)

4つの般若

禅の世界に「4つの般若」という言葉があります。

「般若」とは、うまく行くための智慧という意味があるそうです。

お坊さんが教える「この世をうまく生きる4つのコツ」とも解釈できます。

1)同事・・相手と同じになる                                            2)愛語・・相手を思って語る                                            3)布施・・いわゆるお布施(お金)                                          4)利行・・メリットを与える行い                                          の4つです。

この最初の「同事」がないとうまく行かないのです。

お坊さんを観察していると本当に親身になって相手の話を聞こうとしています。

可能な限り相手と同じなろうという気持ちが伝わるから「愛語」として相手が受け入れるのだと思います。

この相手に近づこうとするアプローチが大切なのです。

お金やメリット供与という前に「同事」と「愛語」があるのです。

この辺を忘れて、イージーに「値引き」や「特典」という風に流れるのは危険な兆候です。

機を引き締めて行きたいと思います。

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