無用の用
打算的という言葉があるが、何事も損得勘定しないと世間からむしり取られるような恐ろしい世相である。
しかし、「損得抜きに」という言葉があるように、どうしても動かねばならぬこともある。
世の中はAかBという風に割り切った風潮があるが、それほどデジタル的になれずアナログ的にグレーゾーンを含んでいるのが人情というものと思う。
「無用の用」という言葉があるが、一見するだけでは本当のことが分らないのである。
デジタル的な感覚では、この「無用の用」をどのように判断するのだろうかと思う。
近視眼的に自分の用を足す事ばかりにいると世間を狭くするように思う。
最近、ボランティア活動が盛んになっているようだが、本当に良い活動であり、自分にも社会にも貢献すると思う。
これなどは損得では動けるものではない。
コミュニティ活動も同じではないかと思う。
皆で「美しい日本」を再生することが長い将来に大切な事だと思う。
近視眼的に経済や年金・天下りばかり問題にせず、新しいビジョンに反対ばかりせずに同じ舟にのって一緒に漕いで行くことが大切だ。
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