殆どの発言は願望!
誰でも同じと思いますが、気になる事は案外充足されていないことが多いのです。
実は、この事実がポイントなのです。
コンサルタントとして会議に臨み、クライアント先の社員さんたちと「この先、どのようにしていくか?」という販売促進会議を行っていますが、この時の社員さんの態度は概ね2つです。
1つは、黙りこんでしまうタイプ・・このタイプが結構多い。
もう1つは、自分で出来もしないのに願望をいうタイプです。
どちらも時間を消費します。
しかし、後者は、願望のテーブルで議論しあうので、延々と議論が飛び交って、結局、結論が出ない場合が多いのです。
とりあえずの着地点では、こうケースでは、満足されないのです。
しかし、この「とりあえずの着地点」に収斂させないと、この後、何のアクションにもつながらずに、次回も議論が飛び交だけに終わるのです。
私は、お客様の発言が「願望」と見抜ける場合が多いのですが、敢えて、聞くようにしています。
「聞く」ことでドンドン願望を言ってくれるのです。
そうすると必ず「自分が自らせざる得ない」立場に来るのです。
このチャンスをつかまえて「とりあえずの着地点」に落とし込むようにしています。
沈黙グループの場合、この「とりあえず」を思い切り誰でもできるレベルで実践を要求する・・すなわち、次回までに○○を何回しておきましょうというアクションの約束です。
この約束を守ってもらうように、フォローするコーチングで心の隔たりを小さくしていくのです。
ともかく、「願望」による議論はあまり長くない方が望ましいのは事実です。
この辺のさじ加減が難しいのです。
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